アフリカで衝撃の「魔法使い狩り」 

 魔女狩りは、聞いたことがある。似ているけれど、魔法使い狩りは、初めて聞いた。

「 アフリカ東部ケニアの西部の村2カ所で、魔法使いと決め付けられた11人が暴徒化した群衆に襲撃され、焼死した。警察関係者が21日明らかにした。 犠牲者は女性8人と男性3人で、40代の1人を除き70─90代の高齢者。 群集は息子や娘に魔法をかけている疑いがあるとして、11人を攻撃標的にしたとされる。 」

  ロードオブザリングやハリーポッターなどの本や映画の話題がピークなりし頃、全国紙の雑誌「ダ・ヴィンチ」の依頼で、16ページにわたるファンタジー特集のイラストを描いたことがある。文章の執筆者は、超人気の女流芥川受賞作家の川上弘美さんを初め、そうそうたる面々だったが、その時、たまたま、やり取りの会話の中で、編集の方が「作家の方が、苦労しているようで原稿がまだ届いてないのがあって、・・・」穴が開いたらどうしようなんて感じの言葉を聞き、何を血迷ったのか私は、イラストを描きながら「魔法使い」について思索を始め文章を書きあげた。

   その文章も、どこか探せばあるんだろうけど、探すのは大掃除になりそうだ。ただ、その時ひらめいた一番大切なことは、頭の中にある。「魔法使いは、物質にも命があることを悟ったものたち」つまり、この宇宙に存在するすべてに命という共通の法則がある事を知った者たちということだ。

   命は、思いや心、願いや祈りというものに反応し、だから、命ある物質も、またその命ある物質で出来ている宇宙も、思いや心、願いや祈りというものに反応するというそういうことが分かっている人たちが魔法使いだ。その自分の思いや心、願いや祈りを、より強く深くするための自分の呪文やシステムをそれぞれが開発して持っているのだ。

   この宇宙、この世界は、実は、思った以上にロードオブザリングでありハリーポッターで、思いや心の通りになり、願いや祈りの通りなるファンタジーの世界なんだ。あの文章を書きあげた頃から、私も魔法使いの仲間入りをしたような気分になっており、ひそかに、日本で魔法使い狩りが行なわれないよう祈りながら、このニュースを読んでいる自分に気づいたのである。本気だな。